『スプーキーあかり』製作日誌 その1

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日誌は上にいくほど新しいものになります

【1】 【2】 【完成】

 


▼99/10/26

あかりサフ吹き状態うやー。なんとか出せました、版権本申請書類。
書類提出前夜の徹夜が恒例行事になりつつあるのがちょっとトホホですが(^^;)

■あかりもなんとか全パーツ揃えられたです(「揃えただけ」ともいう/汗)。いつのまにか手のひらも出来てやす。
デジカメの写真では分りにくいんですが、表面デコボコで・・・・申請用の写真にはしっかり写っちゃってます、デコボコ。なにもこんな時だけピント合わなくても〜。

■で、ここまで出来ると「もう完成〜」っていうお気楽気分になっちゃうのも毎度恒例(^^;)。でも実作業でいうと、ここからが長かったりするのを思い出してちょっとブルー。

■あ、左手の人差指が長いのに今気づいたっす(笑)


▼99/10/22

前髪■前髪を作るために、久々で木部用エポパテに触りました。

■最近スカルピーでの作業に慣れてしまっていたので、形出しにはチョットまごついちゃいましたけど、、、ペーパーを使っての削り心地はこっちの方が全然いいにゃぁ〜。
ペーパーに目詰まりもしないので、いつまでも削っていたい気分(^_^)

■今回、髪の毛は記号的に処理してみたです(写真では色が飛んじゃってて見難いんですが/汗)。その方がなんとなくキャラに合ってるような気がしたんですけど、、、どでしょう?(^^;)


▼99/09/22

靴底■なんか製作の順序が違うような気もしますけど(^_^;)、靴の裏面作ってました。

■こんな所、別にツンツルテンでもなんの問題もないと思うんですが・・・いったんディティールが描いてある絵を目撃しちゃうと、作らずにはおれないというモデラーのサガが〜〜(汗)

■さすがにスカルピーでは彫刻が入れにくいので、靴底部分だけポリパテに置き換えました。写真手前が彫ったあと。奥がその前の段階です。
デザインカッターのみでチマチマと削ってます。そのあとで400番くらいの紙やすりで整形。もうちょっと緻密な仕上げにしたかったんですけど、なかなか・・・アウ(^^;)。


▼99/09/18
髪の毛の粗削り■やっと髪の毛なんですが〜〜〜

■首をかなりの角度で傾げたポーズなもので、髪も一筋縄ではいきそうにないです・・・(^^;)。
腕や脚に干渉する部分が多そうなので、材料を多めに盛り固めてから、少しずつ削っていくやり方にしたんですが・・・それであってるかどうかがイマイチ分ってません〜(汗)。

▼99/09/15

胴体■形が込み入ってきて作業し辛くなってきたので、一度分割しました。

■スカルピーは温めると一時的に柔らかくなるので、オーブンで軽く温めた後に良く切れるカッターで部分ごとに切断。切り離す前にあらかじめ(分割面を通るように)ピンバイスで穴を開けておくと、あとで位置決めがしやすくなります(穴に針金を通してパーツの固定ができます。)

■そのあと、胴体部分にシワやディティールを入れてきました。
写真のように分割面に接するディティールって、一回々々位置を確認しながら作っていかないとならなくて、メンドクサイ〜〜〜。


▼99/09/11

靴〜■なんだか最近、模型作業にとりかかろうとするたびに誰かから用事を頼まれます。いえ、決して作業が進んでない事の言い訳では・・・(汗)

■そんなこんなで靴を履かせました。
って言っても大まかな部分しか出来てないです・・・そのうちディティール入れます(^^;)。

腕の配置▼99/09/07

■脚のバランスがある程度固定できたので、次は腕〜。

■細く焼いたスカルピーを芯にして、そこへ新しく盛り付けて作ってきました。下になる右腕→上になる左腕の順です。

■ポーズのせいで、腕が脚・頭・胴体に干渉しまくりでもうメロメロです。かと言ってここでいい加減な組み方すると、あとでツケが回ってくるのは目に見えてるし・・・地道にバランス調整するしかないです〜(;_;)。


▼99/09/04

しり■尻〜

■胴と脚があったら、そこには尻が生まれる、、、。
とりあえず、その『幅』に気を付けながら作っていきました。・・・が、なんだかまだ幅広のような気もするし・・・。もうちょっと削るかも。

▼99/09/01

右脚も作成左脚の作成■今回は脚を組んだポーズなので、組んだ時に『変形』しない方の脚から作ってみたです。この人形は左脚から。

■左脚が形になったら同じく右脚を製作。左脚のスネと右脚のふくらはぎが当たるので、柔らかいふくらはぎの方をへこませてます。と言っても、硬化前の状態で押し付けてるだけですけど(^^;)。

■いつも脚には悩みます・・・(他の部位にも悩むけど・・・)。
マンガやアニメキャラの場合、どこまで『リアル』な表現にふっていいものか・・・いや、そもそもぼくに『リアル』が作れるのかとか〜(笑+汗)。

■つま先もバランスを見るために一応作りました。あとで靴を履かせます。


▼99/08/30

骨組み■とりあえず頭が出来たんで、次は体部分に移行〜。
毎度この段階で「体つくるの面倒だし・・・胸像でもいいかな?」という誘惑に必ず襲われるんですが、それってぼくだけ?(^^;)

■まず胴体部分を適当に作ったあと、アルミ線を差し込んで脚の芯にします。
今回はちょっとややこしいポーズに挑戦してるんですが・・・なんか先行き不安(^^;)。


▼99/08/28

■久しぶりにスカルピーに触ったら、顔の作り方をほとんど忘れてました(汗)。
なので今回はリハビリも兼ねて、顔の製作手順をメモしてみたです。
これでもう忘れる事はない・・・はず(^^;)。

顔の製作(1〜3)(写真上)
■最初に、作りたいサイズにスカルピーを丸めます。
軽く目の部分をへこませておくと、左右対称が出しやすいかも。

(写真中央)
■目の輪郭にヘラを押し当てていくです。線をひくというよりも、点を打っていく感覚でやってます。一緒に目周辺の「眉〜鼻筋」のくぼんだラインも作ります。今はまだ出目でも構わないかとー。「まぶた」と眼球の段差はここで入れておくです。
余分なスカルピーは顔の下の方へ追いやってしまって。

(写真下)
■目と頬の間の膨らみ(何て言う部分なんでしょ?)にスカルピーを盛り付け。顔を斜め横から見た時に、ここの部分への盛り付け具合によって輪郭が変化します。「ふにっ」としたキャラの時は特に愛情を込める場所(*^_^*)。


顔の製作(4〜6)(写真上)
■ほっぺのラインをある程度ならしたら、今度は鼻と口になる部分へ盛り付け。なんか、象みたい・・・(^^;)
ぼくの場合、鼻を先に作ってしまうと頬のラインの左右対称がとれないっす・・・。ホントは鼻と頬を一緒に作った方が楽なんでしょうが・・・(汗)。

(写真中央)
■「鼻〜頬〜あご」の流れをつけていってます。指を一番使う場所(^^)。
あまり鼻を前に出し過ぎると『犬顔』になってまいますので注意一秒。
ついでに「おでこ」にも(顔全体のバランスを整えつつ)材料を盛り付け〜。

(写真下)
最後に口を入れて、一応の出来上がり。
口のディティールは、デザインナイフで形作ってます。
このあとオーブンで焼いて、全体に紙ヤスリをあてて仕上げ。「出目」もこの時に整形して直してます。

■ぼくもスカルピーを使い始めたばかりなので、上記のやり方を自信を持ってオススメ!・・・しきれないのがなんなんですが(^^;)、非常に幅のある使い方が出来る素材だと思います。
なんといっても顔全体を伸ばしたり縮めたり、、、なんていう荒ワザが可能なのはスカルピーだけ!(笑)。



■今回挑戦するアイテムは道満晴明氏の短編マンガ『SPOOKY SPOOKY(単行本『くらげ』に収録)に登場する「スプーキーあかり」。ポーズは道満センセのHPに掲載されていた「天使」に準じてます。(羽と靴が違うだけで、ほとんど同じキャラだし・・・/^_^;)
このキャラ名を聞いただけでピンとくる方はほとんどいないと思いますが(汗)、好きな作家さんのキャラなので作っちゃいます。作ってまいます。


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